令和3年度 佐賀商工会議所青年部 スローガン・活動方針
Hybrid of the YEG 佐賀の未来を共に創ろう!
佐賀商工会議所青年部 会長 荒尾 彰
新型コロナウイルスによって世界が大きく変わってしまったのは明らかですが、その変化の本質を理解するという点では私たちはまだスタートラインに立ったばかりです。ただ1つ確かなことは、このパンデミックが数年先に実現したであろう未来をかつてないほどのスピードで現代に引き寄せているということです。オフィス勤務を減らす取り組みが進んだ結果、リモートワークという働き方が広く浸透しました。飲食店での食事が避けられるようになり、代わりにフードデリバリーサービスが爆発的に成長しました。銀行手続きや現金決済に関しても、感染リスクを避けるためにオンライン決済やスマホ決済などのアプリの利用が急増しました。他にも教育や医療など、様々な分野で同様の変化が進んでいます。こうして新しい環境に順応しようと各業界が奔走する中、私たちの組織や企業も「IT化」の技術や「DX(デジタルトランスフォーメーション)」などの新しい考え方を取り入れながら変革を行い、競争優位性を確立することに迫られています。佐賀商工会議所青年部(以下佐賀YEG)は多業種が集う組織です。その利点を活かし知見を融合しながらアフターコロナの時代を生き抜くすべを考え、行動しなければなりません。今、私たちに求められているのは、経済・社会の再建です。革新的な変化が受け入れられるチャンスでもあります。青年経済人である私たちが意識を変えて、新しいものを生み出し、置かれた状況に合わせた事業を展開することこそが地域から必要とされる団体のあるべき姿だと考えます。佐賀の明るい未来を目指し、経済・社会を再建する運動を展開します。
これまでの常識が通じなくなり、当たり前のことができなくなった世の中へと一変し地域との関わり方にも工夫が必要となりました。これまで行って来たまちづくり事業も変化が求められています。佐賀YEGの知見をHybridさせ、行政や親会との連携を密にしながら新しいまちづくり新しい佐賀のブランディングを模索し地域の活性化につなげます。
国際社会においては様々な対立と分断を生み出しました。人々の往来に制限が課され国際交流や商取引の形もリモートへと変化しました。コロナ禍において世界の公衆衛生は向上し環境への意識も醸成されグローバリゼーションは進化をとげます。コロナ禍を経て世界はかえって近くなり世界中の人と協働できる機会が増えることが期待できます。国際社会の一員として国際競争力を高める意識を持つことで佐賀から世界へのつながりの構築と発信力を強化します。
会員ひとりひとりが地域の担い手であります。佐賀の未来のために何をすべきか、何が必要かを考え行政や専門家との意見交換を重ねた上で、青年経済人らしい提言を行うことから問題意識の共有や当事者としての意識を醸成し、積極的に地域に参画することで持続可能な社会へつなげます。
YEG活動の根幹は、自企業の発展に他なりません。単会の成長とは、会員自身の「スキルアップ」、会員企業の「業績向上」、そして会員が拠点を置く「地域の発展」であると考えます。その全ての成長につながる研修を行います。
かがやく未来を創造するためにはしっかりとした組織の基盤が必要です。組織の基盤は人です。会員同士のつながり、企業と企業のつながり、地域とのつながり、親会や行政とのつながり、そして全国のYEGとのつながり、そのどれもが人と人とのつながりです。交流と研鑽を深めそのつながりを強固にすることがYEGへの連帯と帰属意識を高め強い基盤となります。人と人とのつながりの連鎖を生み出しHybridさせることから新たな魅力を創出し佐賀YEGの組織力を高めます。
未来への夢や希望、心から願うものほどたくさんの困難が待ち受けています。しかし困難は未来へと導く成長の糧です。成長なくして夢の実現はありません。ひとりでは不可能なことでも仲間と切磋琢磨し失敗を恐れず勇気を持って挑戦し続けることで、夢は実現すると信じています。
「さあ声をあげよう青年らしく、そして行動しよう次代の先導者として、佐賀の未来を共に創ろう!」