地域を見つめ、佐賀の未来に種をまこう! 

2019年度 佐賀商工会議所青年部
会長 松尾 哲吾

所 信

 平成20年に産声を上げて以来佐賀商工会議所青年部(以下 佐賀YEG)は、多くの先輩と仲間たちの情熱と行動力によって一歩一歩着実に前進し、本年度まで歩んできました。佐賀への郷土愛を胸に集まった仲間は、人が人を呼び、互いに刺激を与えあい、時代時代に地域を支える青年経済人として何か必要か、何ができるかを考え、行動と共にその思いを承継してきました。そして迎えた第38回九州ブロック大会「佐賀維新祭」と「九州さが大産業交流展」。全員が同じ目標に向かい多くの苦労を乗り越え、共に進み、共に笑いそして泣いたこの経験は、私たちの絆を深め、自信を与え、佐賀YEGの底力を全国に知らしめ私たちの誇りとなりました。これ程までの佐賀YEGの成長にご尽力された先輩方やメンバーに心から感謝申し上げます。

 昨今、日本の人口減少問題をよく耳にします。少子高齢化や地域社会の担い手不足により地域の格差は加速しています。「佐賀県人口ビジョン」によると私たち団塊ジュニアが、75歳になる2050年には佐賀の人口は28%減少し県土の41%が現在の半分以下の人口密度になります。また現在の佐賀県の高校生は、43%が県外に就職し多くの地域の宝を佐賀に留めることに苦労しているのが現状です。この厳しい現実を直視し私たちの子供たちにどのような佐賀を残すのか、今を担う私たちの手にかかっています。

 今年佐賀城の西堀端に島義勇の銅像が建ちました。150年前、開拓使判官となり他日五洲第一の都(いつの日か世界第一の都)を祈って札幌を拓きます。明治4年に人口624人だった札幌は、現在200万人となり北国として世界第一の都市になりました。

 今年度は大きな節目の年です。明治維新150年の翌年、平成から新元号に代わる年であり何よりも佐賀YEGの九州ブロック大会を成功させた翌年であります。ブロック大会を通じて培った絆、自信、信頼を今一度私たちの愛する故郷佐賀を見つめ直し、佐賀の未来につながる活動に力を注ぎたいと思います。時代を変えるのはいつも人です。今までがあるからの今であり「今からの故郷佐賀」のために今、力を注ぎましょう。次代への先導者として会員一人一人が、故郷佐賀への愛情と気概を持って創意と工夫、勇気と情熱を傾ける。新しい事業や雇用を創出し人の流れを産み、魅力的な街へと繋げ地域が活力にみなぎっている。そんな故郷佐賀の未来を志し、豊かな郷土づくりに貢献する礎となる1年になる様「YEG命」を肝に銘じ尽力いたします。

2019年度佐賀商工会議所青年部活動方針

2019年度全体活動方針

1. 佐賀YEGの魅力を発信し、更なる絆を深めよう

2. 佐賀の未来を見つめ、親会と連携し、地域活性化の行動をおこそう

3. 交流と研鑽を通し、自企業の発展に繋げよう

4. 日本YEG、県連の活動に参加し、交流の輪を拡げよう

 2019年度各委員会活動方針

  • 副会長  会長補佐、常務理事サポート
  • 専務理事 会長補佐、副会長・常務理事サポート
  • 常務理事 委員長・担当委員会サポート
 【総務委員会】
  • 役員会・総会の運営
  • 会員手帳・会員名刺作成支援、組織運営に関する企画・支援
  • 情報発信
  • 会員交流及び会員拡大
【国際ビジネス委員会】
  • 海外とのビジネス交流
  • 県連親睦大会の企画・運営
  • 会員交流及び会員拡大
【魅力創造委員会】
  • 産業交流展の開催
  • 佐賀城下栄の国まつりへの参画
  • 会員交流及び会員拡大
【広報委員会】
  • 次世代産業創出事業への参画
  • ホームページ、SNSを活用した情報発信
  • サガ・ライトファンタジー事業への参画
  • 会員交流及び会員拡大
【事務局】
  • 会員情報管理、会員名簿・会員手帳作成
  • 会計管理、予算・決算作成
  • 各種会議・総会・定例会等運営補助
  • 関係団体との契約・運営・報告